スーシェフのある日の独り言②【自由って実は不自由】

2024年06月18日
おはようございます!



メルキュール飛騨高山
スーシェフの伊藤です。



メルキュールをはじめ
様々なホテルブランドを束ねる
アコーグループでは



「個性と自由を
大切にしてるんだよ。」



入社した時
そんな話を耳にし
一瞬戸惑ってしまいました。



規律を重んじる
日本の社会では
耳慣れない言葉だったからです。



自分が育ってきた
料理人の世界では
まだ封建的だったので
なおさらです。



自由って素敵な言葉ですが
間違った捉え方をすると
とんでもなく自分勝手な
言葉になってしまいます。



若かりし頃、
まかないを作る当番に
なった時のこと。



「ある材料で何でもいいから
好きなように自由に作れ。」



とシェフに言われ
一瞬固まってしまいました。



なぜでしょう?



何でもいいとは言え
「やっぱり洋風がいいかなぁ。」
「美味しく作らなきゃ。」
「不味いって言われたらどうしよう。」



そんなことを
考えてしまったからです。



「自由に作っていいよ。」
の言葉の向こうに
責任を感じてしまったんですね。



たかがまかないですが
若かりし小僧の自分にとっては
大きな重圧でした。



また、自分の店を持った時でも
「よし!やっと自分の好きなように
できる時が来た!」
とワクワクもしましたが



それと同時に
大きな責任が
のしかかりました。



家族も養っていかなきゃならないし
今まで見たこともない桁の
借金も背負いました。



自分の作りたいものだけ作っても
お客さんにそっぽ向かれますし



オペレーションを無視して
好き勝手やっていては
スタッフも疲弊して
付いてきてくれません。



自由にやるということは
それだけ責任も
のしかかってくると
言うことです。



限られた時間や
物理的な物や人、
環境の中で



今あるものを受け入れ
色んなことに目配せをして
出来る最高のパフォーマンスを
発揮する。



その向こう側に
本当の自由を
見てきたように思います。



自由って
「実は不自由である」
ことを知らずには
手に入れられないのかもしれません。



とは言え
私たちの仕事は
お客様に笑顔、幸せを
届ける。



そこは個人店だろうが
ホテルだろうが、
日本企業でも外資系でも
変わらないところですね。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。




スーシェフのある日の独り言②【自由って実は不自由】





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Posted by メルキュール飛騨高山  at 09:19 │Comments(0)スーシェフのある日の独り言
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